[メディアテクノロジー論]

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[ムービ]/[ビデオ] #02

 060710

 きょうは、シネマトグラフ(映画館で上映している現在の映画)以前のいろいろなビデオの方式について学習しました。
 実物が見られたからおもしろかったでしょ?
 次回はいよいよ最終回です。シネマトグラフ(v.s.エジソン)、VHSとその後継者、DVDについて学習します。
 時間があったら、ムービの記録/通信に使われているいろいろな記録体/通信体について学習します。
 で、いよいよ最後のテストです。

◇きょうのノート

[ムービ/ビデオ]

0 ムービの構造
0.3 制御トラック

1 ビデオの再生(板書では見当で2にしてたけど1だったね)
1.0 ビデオはなぜ動いて見えるのか
1.1 シネマトグラフ以前のビデオの再生

◇きょう分かったこと

<:もう7月(^・∀・^)ノシ
(sin19)

○ビデオが動いて見える条件

<:ビデオはどうしたら動いて見えるのかわかった
(HINA)
<:ビデオがちゃんと動いて見える条件:

・切り替えの間隔が短い
・切り替えの間隔が一定
・切り替えの途中が見えない
・十分な時間だけ続ける

(桜井はるか、さちよ、スパ☆ミヤ、なぉ、ピンキー、ミニー、宮野菜那、ゆーみ)
<:ビデオは切り替えの途中を見せてはいけないのがたいせつ
(つっちー)
<:数秒の時間があれば映画は成り立つ
(ロミオ)
C:そうだね。
 たとえばCMとか、たった15秒だけどすっごく感動したり笑けたりするのがあるもんね。
<:日本と海外とではDVDなどのフレームの切り替えの時間が異なっている
(北島正寛)
<:日本では、映画とTV/DVDとでフレームを切り替える時間が違うというのに驚いた。違いを見つけた人はほんとうにすごいと思う。
(犬好きペンギン)
C:逆にそーいうことを知らない人なんていないんだってば〜!!!
それを知っているから映画を作ったり放送したりとかができるんだし...
Q:フレームを切り替える時間を世界で統一しようと言い出す人はいないんですか?
(野口丸子)
A:いないみたいです。
 むしろ、タイトルごとに好きなフレーム率で作ればいいじゃん、みたいな方向に動いているようです。
 これまで日本ではすべての方式のTV、ビデオテープ、DVDが(約)30枚/秒に統一されていました。でも、地上デジタルに変わると、いろんなフレーム率のタイトルが放送できるようになります。そうなると、"異なっている"から"決まっていない"に移っていくことになります。

<:映画館の映写機は窓を閉じている間にフィルムを動かしている
(坂本妙子)

○シネマトグラフ以前

<初期の動画機械のしくみ
(石鞠悠也)
<ビデオを再生するためにいろいろなシステムが工夫された
(you)
<:フェナキストスコープ、ゾーイトロープ、プラキシノスコープを使ってみて、実際に絵が動いて見えるというのがおもしろかった
(桜井はるか)
<:フェナキストスコープからプラキシノスコープまで変化していく間に、絵の動きはだんだん滑らかになっていった
(雨雪神)
<:今のビデオの技術の基礎がぱらぱらまんがみたいな装置にあったことがとてもおもしろい
(HiNA)
<:ビデオが動いて見えるしくみ。実際にゾーイトローブやプラキシノスコープを見たらよくわかった
(芝浜)
<:映画技術の歩みを実際に体験してしまいました
(HINA)
<:今のビデオのもとになったさまざまな"スコープ"があっておもしろかった
(エム、岡島)
<:いろんな"スコープ"系のしかけがよくわかりました
(なみ)
C:前の方式がどう改良されて次の方式に発展していったのかよぉく整理しておいてね。
 名前なんかはいちいち覚えなくていいけど。
 名前といえば、みんな"スコープ"なんだもんなぁ。今も昔もバチもん根性は全開と見たね。
<:ほかの科目で写真は見ていたけど、先生が作ったのをじかに見てどんなつくりになっているのかよくわかった
(イチゴオレ)
<:今のようなビデオができるまでには、たくさんの人たちが挑戦していろんなことをしていた
(夢魅月)
<:ビデオを再生するための装置は1830年代に立て続けに発明された
(江幡まりこ)
<:短い時間の間に連続写真を撮ろうとしてたくさんの発明家が苦心したという話しはおもしろかったです
(江幡まりこ)

×:ゾートロープが動画の始まりではなかった
○:"動画の始まりではなかった"のは、ゾーイトロープ([事典]9ページの"ゾートロープ")じゃはなくてソーマトロープ([事典]8ページ)の方です。
 ゾートロープ(フェナキストスコープの次に登場)は、"前史"の時代のビデオシステムの一つに間違いありません。

○フェナキストスコープ

<:フェナキストスコープのすがた。黒いのがくるくる回って見えた!!!
(sin19)
<:フェナキストスコープおもしろい。ほんとうに動いて見える
(まつもと。)
<:フェナキストスコープは動いて見えるようになるのが難しい!!!
(Audrey、ジョニー)
C:早く回さないとぼやけてしまうし、早すぎると暗くなってしまってやっぱり見えないし...
 これがスリットを使う方式の短所でした。よく覚えておこうね。

○ゾートロープ

Q:立体ゾートロープって?
(F.K.)
A:絵の代わりに人形をたくさん作って貼り付けると、人形が動くおもしろいゾートロープができます。
 これはフェナキストスコープやプラキシノスコープにはできない芸当です(なぜでしょう?)。
 筑波の出身で映像インスタレーションの作家として有名な岩井俊雄さんという方(ビックリマンやポケモンで有名な石原恒和さん(学生の時に同じ科目を取ってたコトがあって、名前が似てるのでよく間違われてた)のちょっと下、ちょうど俺と中村先生の真ん中ぐらいに当たるかな)が、この手法でいろんな作品を作っておられます。

○スリットの短所

<:フェナキストスコープもゾートロープもスリットを使っている。これが "切り替えの間は隠す" のに対応している
(ゆーみ)
<:映画より前の時代のビデオの技術に、フェナキストスコープやゾートロープがある。これらはスリットを使って絵を動かして見せるようになっている
(つっちー)

○プラキシノスコープ

<:ゾートロープに改良を加えてプラキシノスコープができた
(社長)
C:その改良というのが... Audreyさんは実感した?
Q:スクーリングでは"ゾーイトロープ"と呼んでいましたが、[事典]には"ゾートロープ"と書いてあります。どっちが正しいのですか?
(奈緒)
A:本によって言うことが違っているみたいです。
 Websterには発音は"ゾートロープ"だって書いてあるので、"ゾーイトロープ"は間違いかもしれないですね。
 "フェナキストスコープ"と"フェナキスティスコープ"もどっちが正しいのかよくわかんないですね。綴りからして違ってるし。

<:プラキシノスコープってどこにどういうふうに鏡がついているのか初めてわかった
(大友祥子)
C:プラキシノスコープではスリットがなくなりました。スリットがあると(視覚の持続のおかげで低減されるとはいえ)点滅して見えてしまうからです。
 プラキシノスコープって、フレームの中の左/右の端から右/左の端の方に向かって剥がれていくように絵が切り替わっていくんだけど、論理で証明できることなのかもしれないけど、感覚としてはふしぎだよね。

Q:回してもらったプラキシノスコープは1877年当時のものなんですか?
(HINA)
A:おもちゃとして売られていたものです。
 原理だけは守って、作りは今ふうに新しく直しています。
 当時のは、今のデスク型コンピュータぐらいの大きさで、筒の内側を照らすためのろうそくのランプがついていました([事典]の写真を見てね)

○テアトルオプティーク

<:テアトルオプティーク(光の劇場)ってなんかハイソ
(sin19)

○マイブリッジの連写

<:マイブリッジがどうやって連続撮影を成功させたか初めて知った
(HiNA)
<:昔は馬が空中に浮いているか浮いていないかでもめていた。その証明のためにこんな大掛かりなものを作って撮影したということに驚いた。でもやり方は合理的だ。しかも、そうやって撮った写真集が今でもアニメーションで役立っているということにまた驚いた。
(ゆり)
<:マイブリッジは糸が切れると写真がとれるしくみを作って馬の連写に成功した
(なぉ)
<:[マトリックス]のFXが昔のマイブリッジと同じ手法で撮られていたことに驚きました
(宮野菜那)
<:マイブリッジの実験のことはほかの科目で聞いて知っていましたが、写真集が出ているなんて知りませんでした。
(坂本妙子)
<:馬はちゃんと空中に浮かんでいる(ちょっとだけ)
(sin19、たろう)
<:マイブリッジはよくこんな方法を思いついたと思う
(ともみ)
C:はっきり言って[トリビアの種]の世界だけどね。
 ほかの人たちだってすごいでしょ?

Q:マイブリッジの写真集って今でも売ってるんですか?
(まつもと。)
A:もちろん。
 3種類出てるのかなぁ。全部くっつけた本もあるね。
 どれもamazon.comで買えるよ。
Q:マイブリッジの写真集って高いですか?
(F.K.)
A:うん。[事典]2-3册分ぐらいの値段はするよ。
<:馬の足が同時に空中に上がっているかどうか調べるためにマイブリッジは連続撮影をしたこと
C:まるで冗談だけど、この、冗談みたいたことを全力でやるっていうのもとってもとっても大切なことなんだよね。

○マレーの連写

<:馬がきっかけになったマイブリッジ、鳥がきっかけになったマレー
(真咲)
<:マレーの写真銃は12枚もの写真を連続して撮ることができた。
(社長)
<:マレーの写真銃は1秒足らずの間に8枚撮れる性能があった
(なぉ)
C:フレーム率が10枚/秒ぐらいまでにできれば動いて見えるようになると言われていますから、写真銃でビデオも作れたはずだったんです。でも、マレーはそういう使い方は考えなかったみたいです。
<:カメラはふしぎですね。ライフル型があったのか。
(sin19)
<:引き金もついていて...
(はむ公)
C:でもマレーのカメラって相手が鳥だからいいんで、これ人に向けたらかなりまずいよなぁ(いや笑かれるかも)

<:私が欲しいカメラも"ババババ"っと4連写です☆☆
(sin19)

○キネトスコープ

<:いつだってっ忘れなっい、エ〜ジソンは偉い人♪
(野口丸子)
C:そう言えばこれまる子ちゃんの歌だし...
<:エジソンが映画の誕生に関係していたこと
(宮野菜那)
C:合衆国で書かれた映画の本には、映画を発明したのはエジソン(日本ほか合衆国以外では次の回で紹介するリュミエール兄弟)だと書いてあるものもあるそうです。
<:エジソンとディクソンはキネトスコープを作った
(ユウゾウ)
<:エジソンとディクソンはキネトスコープで見るためにソフトも作っていた。
 これが初めてセルロイドのフィルムを使って撮ったビデオとなった。
(日下悠梨、ユウゾウ)
<:エジソンも映画を作っていた
(雨雪神)
C:まぁエジソンが自分でカメラを操作してっていうのはあったかどうか...(雨雪さん調べて教えてください)
 そもそもメディアは昔から今に至るまで、いつでもタイトルとシステムはペアでした。ラジオを作る会社は放送もやっていたし、AppleはiPodを作っている一方でiTunesのサービス(音楽やミュージックビデオを売る)をしています。
<:エジソンは、切り替えている間は絵を隠しておかなければいけないことが、最初はわかっていなかった
(日下悠梨、野口丸子)
<:キネトスコープは、新しいタイトルが出るたびに本体ごと買い取らなければならなかった。しかも1台で一人しか見られなかった
(如月、日下悠梨)
<:ディクソン+エジソンはキネトスコープを開発した(初めてフィルム使用)
(真咲)

<エジソンの時代の"パーラー"
(石鞠悠也)
<:キネトスコープの中身はすけべ!!!
(グリーンディ)
<:エジソンがすけべ映画で稼いだので今日のゼネラルが...
(岡島、坂本妙子、はむ公)
<:いつだってっ忘れなっい、エ〜ジソンはエロい人♪
(Adam)
C:キネトスコープのために言っとくけど、全部が全部すけべだったってわけじゃないよ。
 おっちゃんがいきなり至近距離でくしゃみをする、今のフラッシュ系のいたずらサイトみたいなタイトルもありました(やっぱりダメぢゃん!!!)。
 それにすけべっていっても当時の"すけべ"ですからまぁ知れてますが...
 来週は一つ見てみましょうか。たぶんみんな怒ると思うよ。こんなもんで金を取るな〜!!!って...

<:最初の映画(?)は覗き穴から見るようになっていた
(まつもと。)
C:エジソンのキネトスコープだけでなく、同じ時期の、ぱらぱらまんがを使っていた(スクーリングでは飛ばしましたがこれもおもしろいよ→[ミュートスコープ])もそうでした。

<:1800年代のアメリカには人材がいない(エジソンまでは)
(野口丸子)
C:今から考えるとふしぎですね。

○35mmフィルム

<:イーストマン→コダック、エジソン→ゼネラル
(坂本妙子)
<:コダックはもともとイーストマンといっていた
(日下悠梨)
C:イーストマンは、誰でも写真を撮れるように、フィルム(当時はまだ紙ベースの)を詰めて出荷して、撮影したらそのまま送り返してもらう方式のカメラ(つまり[写ルンです])を新発売してこれがヒット!!! このカメラの名前が[コダック]だったんですが、のちに社名をそれに変えたというわけです。
<:コダックのカメラが[写ルンです]に?
(野口丸子)
C:そうナンです。

○まとめ+α

<:映画はいろいろな技術から成り立っている
(課長)

Q:ぱらぱらまんがもビデオの再生としては似たようなしくみですよね?
 あっ、でも切り替えの途中が見えちゃってる?
(芝浜)
A:もちろんぱらぱらまんがもビデオの原型の一つです。
 切り替えについてはこつがあってね、うまくやれば途中が見えないようにできるんです。
 手を交差して押さえて、ページを持ち上げる方の手は真上に持ち上げる気分で、そこから下に落としていく感じでページを放すようにしてみてください。そうすれば、下りて行くページがあんまり見えなくなって、うまく動いて見えるようになります。

○いろいろ

<:ファラデーは電気モーターも発明したこと
(社長、sin19)

Q:ビデオは国が違うと再生できないことは知っていましたが、CDの方はなぜ外国のでも再生できるのですか?
(坂本妙子)
A:DVDビデオは国が違うと再生できません。その理由は二つあります。
 一つは、国によってTV放送の方式が違う(3種類あります→[TV])からです。たとえば、日本、韓国、合衆国とイギリスとでは、フレーム率が(約)30枚/秒と24枚/秒というふうに違います。フレームの上下の分割(左右はどっちでも滑らかに繋がっている)も、480本/枚と576本/枚で違います。DVDは、TVの機械を兼用して再生するものだし、DVDの一部はTVで放送したタイトルを(ほぼ)そのまま記録していますから、その国のTVの方式に合わせて記録しておかなければならないというわけです。これはVHSのタイトルでも同じです。
 もう一つは、DVDはそれぞれ再生してもいい地域が決められているからです。DVDに記録されているもののほとんどは、もともと映画とTV番組ですが、これらについては、DVD以外のメディアで見せて、それで稼いでいる会社(=映画館や放送局)があります。だから、その国で上映とか放送とかをまだやっているうちは、海外からDVDを輸入して来てそっちを見るということがされないようにしてあげないといけないわけです。
 このしくみは、ディスクの側とプレーヤの側とに番号が書き込まれていて、プレーヤは両方の番号が一致した場合にだけ再生するという技術で実現されています。この番号を地域番号(regional code)といいます。"リージョンが違うから再生できない" っていうのはこっちの方です。この技術はDVDにしか使えないので、VHSで売っているタイトルにはこれに相当する制限はありません。
 ただ、この方式はやり過ぎだと思います。その国で上映されるのかどうかわからないような映画まで見られなくなってしまっているからです。逆に、海外でプレーヤを買ってくれば好きに見られてしまうので、映画館や放送局のためにもなっていないような気がします。
 さて、音楽の方はどうでしょう? ラジオの方式はTVと違って世界で共通です(というか違えるような複雑な所がないし)。また、音楽は映画とは違って、映画館に当たるものがないし、ラジオ番組を海外の放送局に売るということもあまりやっていません。
 あとは坂本さんに考えてもらいましょう。これで、CDにはなぜこうした制約がないか分かったよね?

Q:外国のDVDを見られるようにする機械はあるのですか?
(北島正寛)
A:不正な手段ならいくらでもありますが、そういうことは絶対にやってはいけません。
 DVDプレーヤの機能がついているコンピュータを買ってきてそれで見る、というのが多少はフェアなやり方でしょう。
 Mac miniやG5の場合だと(ほかでは未確認)、合衆国のDVDビデオをかけると"プレーヤの地域番号を合衆国に切り替えますか?"と聞いてきて、"切り替えたい"と答えるとそうしてくれます。これを一度やっておけば、それからはMac miniを合衆国のDVDビデオ専用のプレーヤとして使うことができるようになります。ただし、切り替えは4-5回しか許されていないので、なるべくそのまま固定にしておきましょう。

Q:海外のゲームソフトが日本のゲーム機で起動できないのはDVDと同じ理由からですか?
A:えっ、そうなの!?
 映画とは違ってそういうことを禁止する必要は別にないはずだけど...
 だいたい海外のゲームって見たことなかったなぁ。ちょっと調べてみるね。

<:もう一度きょうの曲が聞きたい。あの曲はエジソンだから流したのですか?
(きゃさりん)
C:ほかにもリクエストが多かったので、次の時にフルコーラスでまた聞いてみましょう。
 あの曲は[おどるポンポコリン]っていいます。知ってる人も多いと思うけど、TVでずーっとシリーズになって続いている[ちびまる子ちゃん]の最初のシリーズのオープニングです(それにしてもなぜエジソン...)。
 まる子ちゃん=さくらももこさんも私と同じ清水(今は静岡市清水区)の出身です。二つ隣の学区でした。

Q:球体プラネタリウムとかいうものができたそうですが、どのようなものなんでしょうか? 説明が簡単だったのでイメージがつかめなかったのですが...
A: 球体プラネタリウム(Science on Sphere)はNASAのGodardセンターで開発された新しい教育機器です。
 空中に吊られた球体の表面に、動く雲や地形が表示されていきます。まるで地球や月を間近かに見ているようなとってもふしぎな視覚が体験できます。
 この球体はグラスファイバでできています。その表面に4台のプロジェクタで映像が投影されるようになっています。写真はもちろん、動く映像も投影できます。
 このような仕組みになっていることから、球体プラネタリウムに投影するムービには、4本のビデオトラックが含まれていなければなりません。

<:やっぱり回って来ないモノがあります...
(sin19)
C:みんなしゃんしゃんと次の人に回しなさいっ!!!

Q:シラバスの最後に"Copyleft"って書いてありますが、"Copyright"とどう違うのですか?
(石鞠悠也)
A:どっちも、著作者は誰々です。著作権(right。右じゃないよ)を尊重してくださいって意味です。
 "Copyright"と書いてあるのがふつうです。勝手に流用しないでくださいって感じです。
 "Copyleft"の方は、勝手に書き写すとか使うとかしていいけど、でも、何かあったらクレームをつける可能性は残しておきます(left。左じゃないよ)っていう意味です。90年ごろにはやったんだけど、最近はこれを書く人はあんまりいないみたいです。
 "Copyright"ってよく見かけるけど、著作権を法律で保護していない国の読者に対するメッセージで、これをいちいち書かないと困ったことになるというものではないそうです。

  1. 2006/07/10(月) 17:34:18|
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[ムービ]/[ビデオ] #01

 060703

 きょうの大キモは、[映画の原理、その隠された深層]でした(笑)。
 仮現運動はとっても大切なキーワードだから、忘れないでね。
 次の回は、映画以前から最新の映画館/TVまで、ムービの記録と通信のカタチのいろいろについて学習していきます。いろんな "実物" が登場するから check it out!!!

◇きょうのノート

[ムービ/ビデオ]

0 ムービの構造
0.0 トラック
0.0.0 シネラマ
0.0.1 5.1ch
0.1 ビデオトラックの構造
0.2 オーディオトラックの構造

◇学習の進め方について

Q:最後のテストは24日ですか?
(課長)
A:はい。
 17日は休日なので、月曜日だけ1週間ずれてしまいます。ほかの科目も同じことになっているはずなので気をつけてください。
Q:最後のもこれまでと同じようなテストになりますか?
(課長)
A:はい。問題の量もあんな感じです。

<:赤の補色はシアン(緑だと思ってた)
(野口丸子)
C:赤、緑、青が3原色。だから、赤の補色は残りの2色を混ぜた色って考えるといいよ。

<:映写機がこれからはハードディスクになっていく...
(きゃさりん、はむ公)
C:ほとんどの映画はフィルムで配給されているので、これまでの映写機がまだ主力です。
 HDD型の映写機は、シネコンを中心に、少しずつ配備されていくようです。
<:近々映写機がなくなることがわかった
(夢魅月)
C:なくなっちゃうわけではありません。
 今の映写機では新しい映画(配給にフィルムを使わなくなる)に対応できないので、総取っ替えになります。
 新しい原理ではたらく全く別の機械に交替してしまいますが、映写機は映写機です。

<:フィルムの中心に一列に並んだ絵、その隣りに音が記録されている、さらに両端に制御トラックがある
(坂本妙子、ゆり)
<:驚いたし勉強になった。
(ゆり)
C:だから勉強してるんだってば!!!

<:映画の構成って複雑だ!!!
(Audrey)

○オーディオトラック(復習)

<:撮影の時に録音するトラックと、あとで録音できるトラックと、8mmフィルムには二つのオーディオトラックがある
(課長)
C:これは映画フィルムの中でも8mmだけの特徴です。
 それから、あとで録音できるトラックのことなんですが、実はここって録音に使うつもりでつくられたものじゃないんです。
 片側だけ磁性体を塗ると、フィルムの厚みが左右で違ってしまいます(フィルムの厚さが基準だとこの違いは大きいです)、それを打ち消すために、反対側にも同じ厚さだけ磁性体を塗っていたんですが、そうしたら、そこにも録音できるから使おうってことになってしまったんです。
 だから、メーカの人は、あそこをバランストラックと呼んでいて、公式には録音できるとは認めていないんだそうです。
<:映像と音とは並んで流れているワケではない。
 音の方が4秒ぐらい先を行っている。
(ともみ)

<:無声映画の時代は映画館のオーケストラが音をつけていた
(つっちー)
C:背景曲はもちろん、効果音ぐらいは楽器で出してしまうこともできたそうです。
<:チェロは低音を活かして効果音にも用いられた
(sin19)
<:映画のフィルムといっしょに楽譜も配給していたことがあった
(北島正寛)

Q:音声がフィルムに入っている映画が日本に来たのはいつのことですか?
(北島正寛)
A:30年に溝口健二の[ふるさと]が上映されています。
 [ジャズシンガー]と同じで、一部がトーキになっているという形式だったそうです(見たことないし)。
 [ジャズシンガー]は27年ですから、[ふるさと]より前に日本で公開されたんじゃないかと思いますが、もっと調べてみないと分かりません。
 北島くん、ぜひ調べてみんなに教えてあげてください。

<:初めての音つき映画は[ジャズシンガー]
(スパ☆ミヤ)
C:ただし、音がビデオと同じフィルムに入っていたわけではありません。
 [ジャズシンガー]の場合は、音はレコードに録音されていて、決まった時刻になったら映画館の人が指定されたそれを再生するようになっていました(したがってほとんどの部分は音なしでした)。
 ではどこがそんなにすごかったのかというと、歌を歌っているシーンで、スクリーンに映っている顔と、聞こえてくる歌声(最初は予定していなかったらしいけどせりふも二つ)とが一致しているというのが初めてだったからです。

○制御トラック

<:ムービは、ビデオトラックとオーディオトラックと制御トラックからできている。
(エム、スパ☆ミヤ)
<:制御トラックには、決まった時刻にビデオやオーディオの決まった所が再生されるようにするための情報が記録されている
(Adam、如月、さちよ、sin19、なぉ)
<:映画などで画像と音声との間にズレが生じないのは、制御トラックがフレーム(ビデオトラック)とサンプル(オーディオトラック)の再生の時間を揃えているから
(ゆーみ)

<:フィルムでは穴が空いているところが制御トラック
(なぉ)
<:カメラやプロジェクタはこの穴でフレームの切り代わりを確認する
(なぉ)
<:映画フィルムとビデオテープでは特別な呼び方をする
(なぉ)
C:で、何と言うんだったでしょう?
<:映画フィルムではパーフォレーション、ビデオテープではタイムコード
(F.K.、如月、ともみ、ミニー)
C:はい、そのとおりです。
<:映画フィルムでは端の黒く見えるところに音が記録されている
(なぉ)
C:8mmでは、磁気で記録するので、磁性体の色のために茶色く見えます。
 次のスクーリングの時に、35mm(映画館の映画のフィルム)の本物を持って行くから、よぉく見ておいてください。
Q:8mmフィルムについている茶色いオーディオトラックは、カセットテープと同じしくみで使われていたりしますか?
(石鞠悠也)
A:録音したり再生したりする仕組みは全く同じです。
 幅が狭いのと磁性体が(比喩的に)粗いのとで、とても大きい音や高音がうまく記録できないという違いはありますが、カセットテープがフィルムにくっついているようなものです。
<:本物のフィルムは小さい
(まつもと)
C:8mmだからです。
 8mmは家庭用なので、カメラやプロジェクタを小さくできるようにできるだけ小さく設計されているんです。
 本物でも35mmとか70mmは大きいよ
<:昔の映画では、音は同じ一つのフィルムには記録されていなくて、分かれていた
(奈緒、HiNA)
<:映画館のオーケストラや弁士という人がそれぞれ音楽とせりふを担当していた
(奈緒)

<:フィルムの端の穴は引っ掛けるためにあったんですね!!!
 いつも見ていて、何でこんなものがあるんだろうと思って気になっていたのですが、やっと分かりました!!!
(池袋4丁目、犬好きペンギン、坂本妙子、sin19、柚鳥、ゆり)
<:ジャマっぽいけど
(sin19)
<:フィルムの動きを制御するためのものだったということに驚きました。
(ゆり)
C:この穴はスチルカメラでもフィルムを巻く時に使っています。

<:映画のフィルムは1/72秒ずつ止まっているということに驚いた。その間だけ止めておくのは大変だろうなと思った
(ゆり)

○フレームが動いて見えるようになるわけ

<:仮現運動と残像との違い
(イチゴオレ、江幡まりこ、大友祥子、HINA、屋代一也、山口貴弘)
<:実際にアニメーションで見て確かめられたのでよく分かった
(芝浜)
<:残像によってアニメなど動画像が動いて見えるのではない(残像は関係ない、邪魔)
(日下悠梨、グリーンディ、ぐりーんでぃ、坂本妙子、社長、sin19、野口丸子、ピンキー、真咲、宮野菜那、ゆーみ)
<:"残像によって映像が動いて見える"という記述は間違っていること
(宮野菜那)
<:映画などで像が動いて見えるのは仮現運動による
(グリーンディ、ジョニー、sin19、スパ☆ミヤ、つっちー、真咲、ゆーみ)
<:それぞれは動いていないものを見ていても、視覚のはたらきで実在しない運動が見えてしまうことがあること。この現象を仮現運動と言う
(イチゴオレ、ミニー、you)
<:残像が強いと、映画の中で動いているものの跡が全部見えてしまう。
(社長)

<:かげおくり!!! 残像はかげおくりなんですね?
(sin19)
C:そうです!!!
 "ちょーこべ〜"ってCMがあったよね

Q:街中にある電光掲示板も仮現運動で動いているんですか?
(ピンキー)
A:はい。たぶんそうです。
 電光掲示板って新幹線にもあるね。
 電光掲示板は、視覚の持続によって像が動いて見えているわけではないことのいい証明になります(なぜかな)。

<:残像とは、明るい所で長い間何か物を見ていて、目を閉じた時に、それが逆の色で見えることを言う
(たろう)

×:映画を上映している時に、絵と絵との間のしきりの線が見えないのは、光がその時だけ消えているから
○:光が消えていなかった場合に見えるのは、フィルムが流れているところです。
 しきりの線ではありません。それも含まれてはいますが、とても速く動いているので(よほど動態視力が優れていないと)、しきりの線だけ取り出して見ることはちょっとできないでしょう。

<:残像のちゃんとした意味
(芝浜)
<:そう言えば、太陽をしばらく見ていて目を閉じた時に見える色は黒っぽかったです。
(なぉ)
<:そもそも"残像"とよばれているのが視覚の持続という全く別の現象
(日下悠梨)
<:残像と視覚の持続との違い
(宮野菜那)

<:残像が強すぎると[キャプテン翼]や[スラムダンク]みたいになる。ライオンに食われる
(野口丸子)
C:残像って必殺技の必須アイテムだったからねぇ。
 [スラム]のって知らなかったんだけどどんなの?
 なお、たぶんまんがで最初に残像を紹介したのは、手塚治虫さんの[鉄腕アトム]-[三人の魔術師の巻]だと思います。さすが医学博士!!!
 以下ネタバレ:ロボット魔術師のキノオが残像を強化する薬を使って壁抜けをする(ように見せかける)んです。しかし、残像の薬ってアトムにも効くんだろうか?
<:とらに食われる
C:いろんな説があるもんだ。
 スクーリングで言ったのはどっちだっけ?

Q:赤い丸を同じ場所で点滅させて、その点滅を速くすると赤い丸がただあるだけに見えると思いますが、そういうのは残像になるんですか?
(イチゴオレ)
A:はい。実際にそういう現象が起るし、それは残像です。
 正確には視覚の持続だけどね。
 次のスクーリングの時にそれをちょっと試してみましょう。

<:仮現運動を発見したのはファラデー
(日下悠梨、ゆーみ、夢魅月)
C:仮現運動というのはファラデーよりずっとあとになってから発見された現象で、しかもなるべく定義を拡げないように注意がされているので、うるさい人は、ファラデーが発見したのは仮現運動にきわめて近いと思われる現象だなんて言い方をするようです。

<:映写機のしくみ
(飯田和也)

Q:中村先生から[登竜門]のコンペ情報をおススめされているのですが、どうなんでしょうか?
 実際、ネットで探す方が簡単だと思いますが。
(大友祥子)
A:[登竜門]って知らなかったので、ちょっと見に行ってみました。
 ちゃんと選んで載せてますね。ここなら安心して使えます。私からもおススめします。
 きょうはもともと雑誌を探しているというQだったので、[MdN]と[日経デザイン]を紹介しました。コンペ情報を探すんだったら、[登竜門]の方が圧勝です!!!

○フィルム(予習)

<:フィルムを初めてじっくり見た!!!
(HINA)
Q:フィルムって伸びたりして使えなくなることってないんですか?
(芝浜)
A:オーディオテープやビデオテープより厚くて丈夫な支持体を使っているので、テープほどには伸びたりしません。
 初期のフィルムの支持体はセルロイドでした。これは丈夫なのはいいんですが、火がつくと爆発的に燃えるという欠点がありました(プロジェクタは火元も同然なのに)。そのため、16mmぐらいの簡単な映画でさえ、上映するのには免許が必要でした。学生の時に、映像の先生から取りなさいって言われていたのに、ついつい取らないでいたら、いつの間にかいらなくなっちゃいました。
 なぜかと言うと、80年ごろにフィルムの支持体がポリエステルに切り替わったからです。ポリエステルはなかなか燃えない(融けるだけ)ので、そんなにナーバスにならなくてもよくなったんです。
 フィルムでこわいのは、酸化によって色が変わってしまうことです。それをふせぐため、配給会社ではフィルムに鉱物油(≒ミシン油)を塗っています。

<:フィルムの仕組み
(江幡まりこ、HiNA、宮野菜那)
C:フィルムの仕組みについては、時間があればテープ型やディスク型の記録体と合わせてもういっぺんやりたかったんだけど、あと2回か。
 ちょっと苦しくなってきたかも...

Q:よく、"映画は8mmで撮った方がいい感じになる" と聞きますが、ビデオとは違うんですか?
(池袋4丁目)
A:表現したいことによっては、8mm(ビデオじゃなくてフィルムの方だよね)でないと撮れないものがあるという程度のことで、基本的にはそんなに違いはありません。
 ビデオの方が優れているところだって多いと思います。
 最大の特徴は、YMC系の原色が鮮やか(特にシアン系)だという点です。それから、暗い所も明るい所もちゃんと写るというのも使いやすい点です。ビデオだと(個人レベルの機材で)、真っ黒になったり真っ白になったりします。
 総じてビデオは、見えているようには撮れないという感じが強いです。フィルムだってそうですが、見えていたのよりも美しく撮れてしまうことが時々あって、そういうところは好きですね。

<:変化がなかったら×、あったら○
(きゃさりん)
C:DVDにビット列を記録する場合に使う手法ですね。
 この手法なら、二つの状態(白いとか黒いとか)を記録し分けることができることは必要ですが、区別できるような差があればいい(=黒はどのくらい黒いか、白はどのくらい白いかまでうるさく決めておかなくてもいい)ので、とても便利です。

Q:DVD-ROM、DVD-R、DVD-RW、DVD-RAMその他の違いは何ですか?
(F.K.、スパ☆ミヤ)
A:書き込みがどのくらい自由にできるかが違います。
 ついでだから、DVD-ROM、DVD-Rも追加して説明しましょう。
 DVD-ROMは読み出し専用です。プログラム、データ、映画などがもう書き込まれた状態のものを配ったり売ったりしています。
 DVD-Rは、何も書いてない状態で売られています。1回だけ書き込むことができますが、書き込んでしまった内容を書き直すことはできません。
 DVD-RWも、何も書いてない状態で売られています。書き込むことに加えて、書き込んである内容を全部消してしまうこともできます。もちろん、消してしまったあとはまた新品と同じように使えるようになります。
 したがって、DVD-RWなら、書いておいた内容を書き直すことができなくもありません。ただし、ディスクに記録されているものを何もかも(書き直さなくてもいいファイルまで)消してしまってから、書き直した内容をまた書き込み直さなければなりません。これって時間がかかるしとても危険です。むしろ、いらなくなったら新品に戻せるぐらいに思っておいた方がいいでしょう。
 DVD-RAMは自由に読み書きができます。
 なぜこのような違いがあるかと言うと、ディスクに書き込む方式が違うからです。DVD-ROMはディスクに穴を掘ってしまいます。DVD-Rは表面を熱して色を変えてしまいます。DVD-RWやDVD-RAMは、熱したあとの冷まし方によってざらざらになったりつやつやになったりする特別な感光材が塗ってあって、その違いによってビットを記録します。
 あれ、方式が同じなのになぜ機能は違うんだろう? というわけで、肝心なところは宿題になってしまいました〜!!!
 物理的にはこういう違いがはっきりありますが、コンピュータの方でいろいろしかけをつけて、少しでも自由に使えるようにすることが多いので、区別がつきにくくなっています。
 -が+になっているのは、ビットの密度が違うだけです。
 なお、-RAM以外の4種類はCDにもありますね。

Q:DVDでは三つのトラックはどんなふうに並んでいるんですか?
(坂本妙子)
A:標準的な方式では、何秒かごとにビデオトラックとオーディオトラックを短く切って前後にくっつけたものを順に並べているようです。
 ほかにもいくつかの方式があるようなんですが、これまで調べてみたことがありませんでした。坂本さん、調べてみんなに教えてあげてよ!!!

<:教科書って間違いが多いんですね...
(岡島、HINA)
C:いやいや、めったに間違いはありません。
 ふつうの本に比べれば、ほとんどないって言っていいぐらいです。でも、情報はまだ新しい科目だから、こういうこともついつい起っちゃうわけです。

Q:教科書の記事はなぜまだ直さないんですか?
(課長)
A:ほんとうに間違っているのか確かめるためには時間がかかるらしいです。確かめようにも、何しろ多くの本に "映画の原理は残像" と書かれてしまっていますから。

Q:教科書の残像はうそ!!! じゃあ何を信じるのさ? 今までの残像は何なのさ? なぜ残像の意味が違くなったのさ?
(銀河遊牧民)
A:理由として考えられることが一つあります。
 映画には、1:2の割合いで、フィルムを流すのを隠すために光が消えている時間があります(長い方だよ)。でも、見ているわたしたちにはスクリーンが点滅しているようには見えません。
 この理由を、"それは残像のためさ" と説明した人がたぶんどこかにいたのでしょう(実はもう視覚の持続と混同しているんだけどそれはさて置いて)。
 その人は、ファラデーの説はちゃんと知っていたのかもしれません。でも、教わった方の人は知らなかったんでしょう。そして、次の人に教える時に、"点滅しているようには見えないのは" を "動いて見えるのは" に置き換えて伝言ゲームしてしまったのでしょう。あとはなだれと同じです。
 以上はあくまで推測だけど。
 銀河くんは、このことから教訓をつかんだんだから、それを杖にして、強く生きていってください!!!

教訓:他人が話すことを自分に分かりやすいように言い直してはいけない
教訓:自分がこれまで知っていたことでも(時が至れば)疑えるようにしておかなくてはいけない
  1. 2006/07/03(月) 19:44:53|
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[ムービ]/[ビデオ] #00 これからが本番さっ!!!

 06-06-26

 きょうから新しい単元[ムービ]/[ビデオ]に突入します。
 ビデオはほかのメディアと違い、単独で使われることはほとんどありません。いつもムービのパーツとして登場します。だから、この二つのメディアを並行して学習していきます。
 これまで学習してきた[色]も[符号]も[数]も、この単元を学習するための準備だったと言ってしまっていいくらいです。メディア工学のグランドフィナーレだと思って楽しく学習してください。
 テストはどんな感じだった? あんまり具合がよくなかった人もいるかもしれないけど、まだ少なくとももう1回あるから、あんまりがっくりしないで学習を続けてね。

◎きょう配ったもの

・シラバス:[ムービ]
・シラバス:[ビデオ]

 どっちもウェブサイトから取って来れます。受け取り損なった人は、自分でウェブから印刷しておきなさい。自分で印刷するのは難しいという人は、先生に相談してください。

◎きょうの章立て

[ムービ]/[ビデオ]
0 ムービの構造
0.0 ビデオトラック
0.0.0 シネラマ
0.1 オーディオトラック
0.1.0 5.1ch

◇学習の進め方

Q:教科書を買ってないんですがまずいですか?
A:この科目はスクーリングの話しを聞きに来るだけじゃなくて、教科書に書いてある記事(実際には1册の半分ぐらいだけど)をワークブックとして読んで、それで学習が完成するようになっています。だから、4月にこの科目に期待していたものを受け取りたいと思っているんだったら、必ず読んでください。
 教科書は、もちろんこれからのスクーリングでも使います。
 もう少し早くこの話しを聞いたんだったら、"もう見たからあげる" と言ってくれる2年生を探すように勧めたと思いますが、もう時間がありません。なるべく早く確保できるように、amazon.co.jp などを利用してください。

Q:きょうのテストの配点は?
 特に最後の2項目は何点ですか?
(社長)
A:答案で欄が2重線になっている4項目(スクリーンから書き写した項目を除くので)がそれぞれ一律で25点です。
 最後の2項目はどっちも有効なので、合せて(完全なら)50点です。
 細かく部分点をつけるから、ちょっとぐらいミスがあっても心配しなくていいよ。

◇これまでのおさらい

Q:ビットの計算、もう一度教えてください!!!
 繰上りがよく分りません...
(名前は!?)
A:ビット列では○は二つだけでもう繰り上がってしまいます。二つで繰り上がるわけですから、ふつうの数の和の5と同じようなものです。
 ○のことを5だと思って、ちょっと試しに何か足し算してみてください。
 一つだけ特別なのは、左端の桁からさらに繰り上がるビットは無視しないといけないということです。長さは延ばせないからね。

<:ビット列を足すとかしていくと必ず××××になってしまう手順があること(テストに出てきた)
(日下悠梨、宮野菜那、夢魅月)
<:しかもそれが負の数と関係あるらしいことに驚きました
(宮野菜那)
<:[必ず××××になる足し算]の理由が分った
(Audrey、野口丸子)

◇ムービの特徴

<:映画が生まれてからたった100年しかたっていない
(石鞠悠也、坂本妙子、社長、つっちー、you、ロミオ)
C:ほんとうに短いですね(特に絵とくらべると)。正確にはことしで110年になりました。
<:映画が生まれてからもう100年以上もたっている
(たろう)
C:とも言えるなぁ。
<:絵(スチル)に比べたら映画(ムービ)の歴史なんてかなり浅いということ
(北島正寛、sin19)
<:ムービは歴史は浅いが、これからの発展が期待できると思った
(エム)

Q:ウェブでよく見るFlashアニメーションというのもムービですか?
(スパ☆ミヤ)
A:はい。そうです。
 FlashはFlashというアプリを使って制作されています(まんまやん)。
 少し複雑な構造をしていますが、機能的にはやっぱりビデオの部分とオーディオの部分とからできています。

Q:TVに映っていなくても、目に見えていて動いていて、音が聞こえるものはみんなムービになるんですか? たとえば、今は先生が歩きながら話しているのが見えますが、これもムービですか?
(山口貴弘)
A:はい。そのとおりです。
 ただねぇ、コミュニケーション学では、情報を通信したり記録したりすることが大切なので、その場でその時に自分が見てそれでおしまいっていう情報までムービとか大層によぶのはちょっと気が引けるけどね。

◇トラック

<:ムービのしくみ
(江幡まりこ、サマンタ)
<:トラックのこと
(石田亮平)
<:ムービはビデオトラックとオーディオトラックとから構成されていること
(グリーンディ、スパ☆ミヤ、たろう、ともみ、なみ、真咲、山口貴弘、ゆーみ)
<:ムービは映像と音との組合せで、それぞれをビデオトラック、オーディオトラックとよぶこと
(ユウゾウ)
<:ビデオトラックとオーディオトラックは、時間に沿って最初から最後までずっと続いている、たがいに平行な線。
 トラックということばはよく聞いていたが、これで分かりました。
(柚鳥)

◇シネラマ

<:シネラマという映写法
(雨雪神)
<:昔の映画には、2台の映写機で同時に映写する映画があったと聞いて驚きました。
(犬好きペンギン、ゆり)
C:シネラマと言います。似た方式で、(スーパー)パナビジョンというのもありました。
 [西部開拓史](How the West was Won=西部はいかに勝ち取られしか。西部はすでに勝ち取ったぞ!!! 次はベトナムだって感じの作品)や[2001年宇宙の旅](2001: Space Odyssey。80年のリバイバルの時に新宿武蔵野館で見ました)のようないくつかの作品を除いては、メディアそものものを見せるという立場の作品(=見世物)が多かったようです。
 訂正:シネラマは映写機を3台使うのが正しいんだそうです。

Q:シネラマは、上映していて左右の像がずれたりすることはなかったんですか?
(犬好きペンギン、芝浜)
A:シネラマのカメラやプロジェクタは、共通の信号に合せて動くようになっていました。だから、最初さえ揃えておけば、(故障しない限り)途中で像がずれることはありませんでした。

◇5.1ch

<:5.1chの".1"の意味が分りました。
(桜井はるか、柚鳥、ゆり)
<:映画にはオーディオトラックが6本もついているものがあること
(HiNA)
<:床を振動させる機能もついていること
(HiNA)
サブウーハ(=超低音専用スピーカ)といいます。最初に使われたのはたぶん[大地震](74)で、そのころは "驚異のセンサラウンド方式"(笑) と言っていました。
<:5.1チャネル = ふつうのスピーカ×5 + 床を揺らす特別なスピーカ
(さちよ)
<:".1" は軽い遠慮
(sin19)
<:5.1chというのは聞いたことがありましたが、これでやっと意味が分かりました。
(芝浜)
<:5.1チャネルのスピーカの配置
<:劇場用映画にはオーディオトラックが六つある
(なぉ)
C:すごい音を聞かせたいわけではないなら、ステレオ(2トラック)やモノラル(1トラック)で映画を作ることもあります
<:家で見られるDVDは2ch
(ゆり)

Q:映画館の床下には床を揺らすスピーカが置いてあるんですか?
(ジョニー)
A:床を揺らすからと言っても床下にあるわけではありません。
 天井から吊ってあることが多いみたいです。
Q:映画館の天井にスピーカが吊ってありました。あれは何なんですか?
(F.K.)
A:たぶんサブウーハというタイプのスピーカです。人には音として聞こえない低音を出して客席の空間を振動させるためのものです。
 5.1chの最後のチャネルには、このスピーカに出す音が記録されています。
<:映画館に行ったら、スピーカが5個あるか探してみます。
C:6個目=サブウーハ(△)も忘れないでね

Q:かなり昔の映画は無声でしたね? ということは、ビデオトラックだけだったんですか?
(野口丸子)
A:最初の映画はビデオトラックだけでした。
 あと、ちゃんと時間どおりにフレームを進めていくための制御トラックがありましたが...
 きょうのスクーリングでは制御トラックまで行けなかったので、次の時に話します。そして、実際のフィルムで、いろんなトラックがどう記録されているか見せてあげるね。

Q:いつごろからオーディオトラックが取り入れられたんですか?
(野口丸子)
A:今と同じようなオーディオトラックができたのは、1927年の[ジャズシンガー](見たことないよ)という映画が最初です。最初なので、全部に音がついているわけではなくて、歌を歌う所にだけオーディオトラックがついているというものだったそうです。
 [雨に唄えば]というミュージカル映画の古典(ただしもっとずっとあとの時代の作品)がありますが、トーキ(=音つき)映画が登場して混乱していた当時の業界がテーマになっています。
 ただし、[ジャズシンガー]より前の時代でも、オーディオトラックという概念が全くなかったわけではありません。いくつかの映画は、フィルムと背景曲の楽譜(=オーディオトラック!!!)とが組合せになって配られていました。そして、映画館では指定されたタイミングにしたがって、生の楽団が背景曲を演奏していたんです。宮沢賢治の[セロ引きのゴーシュ]には、ゴーシュは映画館の楽団で働いていたって書いてありますが、知ってましたか?

Q:ビデオトラックとオーディオトラックとがずれてしまったりすることはあるのか?
(グリーンディ)
 そんなことになったらどうするのか?
(ユウゾウ)
A:困ったことになります(笑)。
 だから、記録/再生の時に何かの間違いでずれてしまったりしないように、いろんな工夫が行なわれてきました。
 たとえば、60年代は、海外ドラマやアニメーションを見ていると、声がせりふ一つぐらいずれてしまって、アトムの声とお茶の水博士の声が入れ代わってしまったりすることが月に1回ぐらいは起こっていました(子どもには過酷な時代だったよ)。途中でそうなってしまったら、もう最後まで直せないんだよね。
 これは、ビデオトラックのフィルムとオーディオトラックのフィルムが別々になっていて、"せーの" で同時に再生を始めたのに片方だけずれてしまったりしたからだとか聞いたことがあります。
 でも、この推理ってかなり怪しいなぁ。誰か、ほんとうは何が起こっていたのか調べて卒論にしてください。

◇ビデオトラックの構造

<:ムービは絵も音も途中がいっぱい切れている。それなのにちゃんとつながって見える(+聞こえる)
(HiNA、sin19)
C:絵はそう言ってしまっていいでしょうね。
 映画館の映画の上映って、実は全部の時間の2/3はスクリーンには何も写っていないん(=真っ暗)です。その間、観客は自分が想像した映像を見ていて、ほんとうに動いているのはそっちの方の映像なんです。
 音の方は何しろ1/4万4000秒ですから、ほとんど連続と言っていいけど、でも切れ目だらけなのは確かです。
<:二つのトラックのしくみ
 ビデオトラック  ←フレームの列
 オーディオトラック←サンプルの列
<:劇場用映画のビデオトラックは1秒あたり24枚のフレームで構成されている
(なぉ)

<:ビデオトラックは一列に並んだ無数のフレームというスチルからできている
(日下悠梨、桜井はるか、さちよ、スパ☆ミヤ、宮野菜那、山口貴弘、ゆーみ)
<:フレームは(スチルだから)それぞれが写真のようなもので、動いてはいない
(ミニー)
<:フレームは1/30秒ごとにあること
C:それはTV(とDVD、VHS)の場合。劇場用映画ではどうだったかな?
<:映画館の映画とDVDになったのとではフレームの間隔が違う
(課長)
<:フレームの間隔はいろいろ
 劇場用映画:1/24秒
 TV、VHS、DVD:1/30秒(正確には1/29.97秒)
(坂本妙子、如月、ユウゾウ)
C:はい。これが正解です。
 さて、映画館の映画は1秒で24フレーム、DVDだと30フレームです。ということは、DVDには、秒当たりにして6枚も(=2時間の映画なら全部で43200枚!!!)余分なフレームが記録されていることになります。さてこの6フレームはどこから湧いてきたんでしょうか?(または映画館では6フレームはどこに行ってしまっているんでしょうか?)
 みんな考えてみてください(というか実物で調べてみればいいんだけどね)。
C:ただし、TVその他が1/30秒というのは国によって違います。多くの国では映画と同じで1/24秒です。
 1/30秒になっている国としては、ほかに合衆国があります、というか日本はそれに合せたのです。合衆国って、グローバルスタンダードを無視してばかりいる変わった国ですね。
<:TVより映画の方がフレームの間隔が短いこと
(大友祥子)
C:え、ほんと(上を見よ!!!)!?
<:1/29.97秒について
(飯田和也)
<:TVのフレーム(絵)は、カラーになった時に1/29.97秒ごとになった
(真咲)
C:もともとはちょうど1/30秒でした。
 でも、昔でも今でも区別なしで1/30秒と言っておけば、ふつうは十分です。
<:絵と絵の間は飛んでいる
(日下悠梨、桜井はるか、宮野菜那)
<:でも再生すると滑らかに動いているように見える
(日下悠梨、宮野菜那)
<:ビデオを再生している時には、すごい早さでフレームが切り替わりながら表示されている
(イチゴオレ)

◇オーディオトラックの構造

<:音は圧力の変化
(ゆり)
<:オーディオトラックは、圧力の強さを表すサンプルというものの列として、構成されている
(HINA、ミニー、ゆーみ)
<:サンプルの間隔は、CDの場合は約1/4万4000秒ごとになっている
(Adam、岡島、如月、ピンキー)
<:ビデオテープ(DV)の場合:約1/4万8000秒ごと
(如月、ピンキー)

×:1/4万4000秒ごとに音が聞こえる
(匿名にしておきます)
○:惜しいけど違います。
 1/4万4000秒ごとに記録されているのはその一瞬の圧力の大きさで、それが一つだけ耳に届いても、それだけでは音としては聞こえません。大小が混ざったいろんな圧力が何千回か続けて耳に届いて、それでやっと音として聞こえます。
 情報の世界では、このように、一つだけの場合と無数に集まっている場合とでは全く別のものになってしまうもの(?)がいろいろ出てきます。
 今回はたまたま外れちゃったけど、こういう"解釈"を自分で勝手にいろいろやってみることはとても大切です。がっくりしないでこれからもどんどんやってください。

◇知っておくと得した気分になること

<:音の振動は1秒に約3万回
(ともみ)
C:ともみさんが言うとおりです。
 では、空気(や水や線路その他)は10万Hz(ヘルツ=回/秒)とかもっと忙しく振動することはできないのでしょうか? もちろん、空気はもっと忙しく振動することもあります。
 でも、人が音として聞き取れる空気の振動の振動数は、2万Hzぐらいが上限だと言われています。それより忙しく振動している音(いや、もう音とは言えないもの)は、超音波とよばれます。
 だから、たとえ10万Hzで空気が振動していたとしても、それはもう音とは言えないというわけです。
 
Q:"フィルム"、"シネマ" の特別な意味って何ですか?
(雨雪神)
A:これらのことばの使い分けが、誰が決めたわけでもないのに何となく行なわれているらしいということに初めて気づいたのは、Monaco(モナコ、James)という人です。Monacoによると、

"film":特にニュアンスをともなっていないただの映像
"cinema":作品としての映像
"movie":商品としての映像

なんだそうです。
 ただし、これはあくまでも合衆国での話しで、日本ではちょっと違うような気がします。特に、これから映像の容器がテープやディスクに交替していくと、"film" はきっと使えなくなっていくでしょう。
 この科目では(Monacoの指摘には従わないで)、わたしたちがいつも作ったり、通信/記録したり、見+聞きしたりしている動く映像(+音)の形態をもった情報という意味で "ムービ"(=movie)ということばを使っていくつもりです。

<:"劇場" という呼び方の由来
(HiNA)
C:京都の祇園会館という映画館は、スクリーンの前にほんとにきちんとしたステージがあって、そこで舞妓はんが踊るとか舞台の公演もしています。
 水戸の芸術館でいつも秋にやっている水戸短編映像祭は、いつもは演劇の公演をする劇場を使って映画の上映をします(だから体が痛い。でも作品はとってもいいよ)。

<:なぜデジタル放送にするのか?
 ケーブルTVでもいいような...
(夢魅月)
A:ケーブルにはできない最大の理由は、日本中の視聴者に届くように線を引くのは何年もかかるからだと思います。電波は便利ですね。

<:白黒テレビのままでも(色は出ないけど)カラー放送は見られた
(なぉ)
<:デジタル放送に切り替わると今のTVは買い替える必要がある
(奈緒)
<:白黒TVは買い替えなくてもカラーTV時代になったけど、うちらの時代はアナログ→デジタルに買い替えなくてはいけないんだっっ!!! たいへん(汗)
(きゃさりん)

Q:カラーTVって白黒の機械では白黒で写るんですよね? その時に困ったことってなかったんですか?
(坂本妙子)
A:一番困ったのが、スクーリングでも話した、色の偏り情報の問題です。
 色の偏り情報は、それまでの明るさだけの電波とは別に、特別な振動数(≒波の濃さ)の電波を使って同時に放送することになりました。ところが、この電波が、フレームが切り替わることを知らせる信号ととても似ていたのです。
 このため、家によってはちゃんと見えなくなるかもしれないということが心配されました。実際は、フレーム信号の間隔を少し短くした(それで1/29.97秒という半端な長さに)のが効いたようで、全く問題はありませんでした。
 そのほか、唇の明るさが少し変わって見えるようになったとか、いくつか変化したことはありましたが、困ったことは特にありませんでした。

Q:最近になって、趣味で写真を始めたのですが、ふつうの35mmフィルムで撮ってるんです。そうするとコンピュータに取り込むにはスキャナしかないですよね... 加工とかしてみたいんですが、何から始めたらいいのかイマイチ分かりません。2年になったらいい科目とかありますか?
(sin19)
A:[グラフィックデザイン基礎演習]をまずとってみてください。写真を使ったいろんな表現について実習します。
 それまでの、今のうちの学習ですが、[楽しい加工、いい作品] は [いい素材] から始まるものです。ともかくいい写真をいっぱい撮りましょう!!!

Q:ムービ編集をするのには、PremiereとMovieMakerとどっちの方が使いやすいですか?
(ジョニー)
A:目的によっていろいろだと思うし、使う人の好みにも左右されることなんで、何とも言えません。
俺ならPremiereです。(MovieMakerがとは言わないけど)ムービ制作のアプリは、"まずこれを済ませてね。そうしたら次に進んでもいいよ" みたいな感じのが多いんだけど、Premiereはそういう所が少ないです(ゼロではないんだよなぁ)。
Pro版とElements版があるけど、Elements版で十分です。
それから、2年からビデオの実習が始まるけど、実習で使うFinalCutはPremiereと同じような感じで作られているので、Premiereに慣れておくとあとが楽だっていうのもいいですね。

  1. 2006/06/26(月) 19:21:54|
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[数] #01 解決編(コナンか)

 06-06-19

 次回はとうとうほんとにテストだよ〜。
 いくつか問題を解くのに使ってもかまわない資料があるので、スクーリングで受け取ったりこしらえたりした資料は(テストがなくてもそうなんだけど)必ず持って来ること(さすがに当日はもうあげない!!!)。
それから、次回からは[事典]をもっと活用しようと思っているので、同じく忘れないで持って来てね。

●学習の進め方

Q:テストの時には、きょうもらった資料なんかは持ち込んでもいいですか?
(きゃさりん)
A:みんなも聞いといてね。今度のテストでは、実は持ち込んでもいい資料がいくつか(=何でもというわけではなくて)あります。

Q:最後のテストの範囲は?
(つっちー)
A:ことしはテストは全部で3回です。最後のテストは、シラバスで言うと[ビデオ]+[ムービ]の二つにまたがる範囲になります。
 予定なので進み方によってはまた変わるかもしれないけど。

<:いまやっている単元はちょっと難しい...
(sin19)
Q:もう頭がついていけません...
 もっと理解を深めたいのですが教科書の本で十分ですか? ほかにわかりやすい参考書はありますか?
(池袋4丁目)
A:教科書の[事典]は符号や数の分野についてはちょっと手薄です。シラバスにつながっている資料がきっとわかりやすいと思うので、自習室のコンピュータを使って読んでおくようにしてください。下の三つから読み始めるのがいいでしょう。


ビット
(http://www.infonet.co.jp/apt/March/syllabus/bookshelf/B/bit.html)



符号
(http://www.infonet.co.jp/apt/March/syllabus/bookshelf/C/code.html)




(http://www.infonet.co.jp/apt/March/syllabus/bookshelf/N/number.html)


 ボタンでほかの資料も呼び出しながら学習していけば、スクーリングでは取り上げなかった範囲も含めて、かなり理解が深められるはずです。
 ことしはムービに重点を置いているので文章については1回分しか学習できませんでした。学習しなかった部分についてもっと深く知っておきたいという人には、

加藤弘一

図解雑学 文字コード

(ナツメ社 ISBN4-8163-3243-X)

が参考書にいいと思います。
 ただし、この科目とは説明のしかたが違います。でもそれがかえって "立体的に" わかるのにはいいと思います。

●前回までのおさらい

<:写真や音楽は、あらかじめ番号や符号をつけておけないほど種類が多い
(HINA)

<:ビット列の計算は完璧(!?)だと思う。きょうの[0, 1)もよくわかった。
(きゃさりん)

<:JISコードの意味がやっとわかりました
(池袋4丁目)
<:JISの表を使って文章を×/○に変える手順
(雨雪神)

<:携帯で、2タッチ方式とか区点方式で字が打てるのがありますが、あれも文字の符号と関係ありますか?
(スパ☆ミヤ)
C:区点方式というのは、文字を1字ずつ打つ方式ですね? "愛" なら "1606" と打ちます。
 文字には、ビット列の符号のほかに、4桁(ふつうの書き方で)の番号で表現する符号も割り当てられています。これを区点コードと言います。区点コードはJIS2単位のビット列とはあまりきれいには対応していませんが、順番だけは同じです。
 区点方式の操作は、区点コードを数字キーで打つのに当たります。ビット列だと人が打つのは長くてたいへんですが、数字を4字打つだけなら何とかなることからこの方式が使われているんでしょう。
 2タッチ方式ってよく知らないのでもう少し調べてみますね。

<:メールを送ったり受け取ったりしている時に、コンピュータの中では面倒な作業がすばやく行われていると聞いてすごいと思いました
(HiNA)

<:インタネットではユニコードは使われていない
(宮野菜那)
C:インタネットでは8桁のビット列しかやりとりできません。そんなわけで、ユニコードのほとんどの(16/32桁の)符号は流すことができません。
 ユニコードはもともとウィンドーの中に表示されているだけのテキストを処理するために決められた符号系なので、通信/記録のことは考えられていなかったんです。これまで、インタネットではかなり無理な工夫をして、ISO符号に直した状態で通信していました。また、ウィンドーの内容を保存する場合は、その時だけシフトJISに直したりしていました。
 でもそれではあんまりもったいないしむだだということで、ユニコードとなじみがよくて、しかも変換しやすい通信/記録のための特別な符号系が作られています。それが先週の質問にもあったUTF8です。

Q:携帯のメールもビット列で通信しているんですか?
(日下悠梨)
A:はい。
 インタネットのメールと基本的には同じです。

Q:携帯の絵文字にも符号が決まっているんですか?
(宮野菜那)
A:はい。決まっています。
 ただし、絵文字の符号はJIS-2には含まれていません。電話会社が決めた特別な符号です。
 これまでは、方式によって符号が(というよりどんな絵があるかが)いちいち違っていましたが、最近になって少しずつ統一されるようになってきたそうです。これでほかの会社を使っている人にも絵文字が入ったメールが出せるようになるね。
 とってもいいところに気がつきました!!!

<:今度レスシートをコピーしに行きます!!!
(sin19)

●Morse符号系

<:Morse通信とそのしくみについて
(飯田和也、如月)
<:Morse符号系では、よく出てくる文字には短い符号を、あまり出てこないのには長い符号を割り当てている。
(桜井はるか、社長、真咲、宮野菜那、ゆーみ)
<:もともとよく使う文字に簡単な符号を割り当てるようにしていたのに、日本では適当に割り振った
(ピンキー)
<:かたかなにもMorse符号がある
(you)
C:日本でしか通用しないけどね

<:Morseが初めて使われたのはタイタニックが沈んだ時。
(ジョニー、真咲、宮野菜那、屋代一也、はむ公)
C:えーと、混同してしまった人が多いみたいですが、ちょっと違います。
 Morse通信は1800年代の後半から1912年のタイタニック事件までに50年以上にわたって使われていました。
 1906年に、遭難したのを知らせたい場合は、どこの国の船でも(ふつうはそれぞれの国のMorse符号系を使っているけれど)、特別に"・・・−−−・・・" と打つことにしようという決まりができました。これがSOSとして知られている合図です。
 タイタニックが初めて(これも正確にはどうなのか分りません)使ったというのはSOSの方で、Morse通信を初めて使ったというわけではありません。

Q:通信に使う符号はMorse符号だけなんですか?
(芝浜)
A:たとえばASCIIからこちらのいろんな文字符号系がそうです。みんな通信に使われています。
 Morse符号系は人がじかに打ったり聞き取ったりしていたというところが、最近のビット列を使った符号系とは違いますが、通信のための符号というところは同じです。
 Morse符号系よりもずっと前から、いろんな符号系が通信のために使われてきました。有名なものとしては、Napoleonの時代に使われていたセマフォの符号系などがあります。それに、Morse符号系だけでも国や地域によって無数に分かれていて、一つとは言えない状態でした。

Q:Morse信号も一種の暗号ですか?
(北島正寛)
A:Morse信号は暗号とは違います。符号(が電波や電線に乗って流れているもの)です。
 符号と暗号ってきちんと区別しないといけないんだけど、似ているのでよく混同されています。次のスクーリングでちょっと押さえておきましょう。
 [DaVinci Code] だって、ほんとは "Code" より "Cypher" の方がいいんだけどね(code でもそんなに悪くはないけど)。

Q:Morse符号はビット列ですか?
A:ふつうはビット列とは考えません。
 2種類の記号でできているからビット列と見なすことはできます。でもちょっと強引です。それに、三つ目の記号として、実は区切りのために使っている間隔があります。

Q:Morse符号は長さがばらばらなのに文字が切れる所がどうやって分かるんですか?
(宮野菜那、如月)
A:文字が切れる所は少し開けることになっているので、それを見つけて符号を切ることになっています。
 さらに、長い符号と短い符号とでは、なるべく先頭が同じにならないように工夫もしています。
 これもいい質問ですね。
Q:Morse通信では、文字と文字との間は何秒ぐらい開けることになっているんですか?
(犬好きペンギン)
A:秒数では決まっていません。"・" を打つ長さとして自分が決めている長さの3倍の時間だけ開けるという決まりになっています。
 ついでに、欧米語では単語の区切りが分からないと困ります。[踊る人形]では、単語の切れ目が分かるように旗を持たせていましたが、あれです。こっちは "・" の5倍の時間だけ開けます。
Q:送っている側の人が途中でうっかりつっかえて間が開いてしまったら、受け取る方はそこで1字だと思ってしまうんじゃないですか?
(如月)
A:はい。間違ってしまいます。
 だから、Morse符号は、途中でつっかえたりしないですらすらと打てないといけません。
Q:打ち間違った時はどうするんでしょう? "今のは間違いました" という訂正も符号で送るんですか?
A:はい。"・・・・・・・・" という符号があって、訂正するという意味です。

Q:Morse通信は今では実用的ではなくなってしまったんですか?
(北島正寛)
A:遭難した時の通信には使われなくなりましたが、Morse通信が実用的ではなくなってしまったというわけではありません。
 船が遭難した時の通信に使うことが法律で定められていたんだけれど、自動的に起動する発信機の方が使われるようになったので、制度が改められたんです。
 これからもたぶん、いろんな場合(よく知らないけど軍隊で敵に聞こえないように壁を叩いて通信するとか)の通信の手段として使われ続けていくと思います。
 今でも、(日本で)無線通信士の資格を取るのには、モールス通信(もちろん表を見ないで)ができることが必要です。

<:[タイタニック]は見ました。無線で助けを呼ぶところもありましたが、それほど重要だとは思わないで見ていました
(坂本妙子)

<:モールスって人の名前だったってことを初めて知った
(野口丸子)

<:コンピュータは一瞬で文字をビット列に変換してしまう。そのおかげでわれわれは円滑にコミュニケーションをはかれるのです。Morse符号もとてもおもしろい。でも、"シ" と "キ" ってそんなによく使うかなぁ?
(sin19)
C:日本語で文章を(かたかなだけで)書いた時に、どんな字がよく使われるのかというのは、コミュニケーション学ではちょっとおもしろいテーマです。実際に調べてみてください。きっといろんなことがわかっておもしろいと思います。

●[0, 1)のための符号系

<:[0, 1)の数のこと
(如月)
<:0以上1未満のことを "" と書くこと
(日下悠梨、ゆーみ、ゆり)
<:"[0, 1)" ってミスプリだと思っていた
(野口丸子)

<:数の符号のことがわかった。
(課長)
<:数もビット列で表すことができる
(ともみ)
<:[0, 1)の範囲の小数のビット列での表し方
(ゆーみ)
<:段階的2等分法
(雨雪神、石鞠悠也、大友祥子、岡島、如月、桜井はるか、さちよ、芝浜、ジョニー、つっちー、奈緒)
C:段階的2等分法が理解できないと、ない/あるだけの意味しかないビットの世界と、半端が当然の現実の世界とが、なぜうまく繋がり合えるのかも理解できません。その秘密がとうとう解き明かされるという意味で、段階的2等分法はこの科目の前半のクライマックスです。
 自分で実際に符号化/復号ができるようになるまで、しっかり復習してください(この気合いはテストに出るって意味か!?)。
<:0.2や0.6の符号化
(スパ☆ミヤ、課長)
C:もちろんほかの数も(0以上1未満なら)符号化できるんだけどね...
<:きょう作ったものさしは上か下かどっちの半分かすぐわかるためのもの
C:便利でしょ。ず〜っと活用してね。

Q:0.5は符号ではどう表すんですか?
(奈緒)
Q:"上か下か真ん中か〜"って言ってましたが、真ん中は×と○とどっちになるんですか?
(日下悠梨)
A:真ん中は困っちゃうよね。ちょうど真ん中は、上半分の方に入っているものとして扱います。四捨五入と同じです。
 さてそうすると、0.5の符号は?
Q:0.5は○×××になるんですか?
(F.K.)
A:はい。(4桁なら)そのとおりです。
 ほかに何か特別な数の符号を割り出してみた人がいたらぜひ教えてください。

<:数もビット列に変えることができる。ものさしを使って。
 しかも、そうやって作られたビット列は16進形式のニックネームなんかとつながりがある。
(ミニー)

<:数から符号を作ってしまえば、もとの数を忘れても、符号からもとの数が割りだせる。
(なぉ)
C:だからこそ通信/記録に使われているんです。
 ただし、けちけちして短いビット列を使うと、ものさしの目盛りの間隔が開いてしまうので、最悪でその幅の分だけ値が狂ってしまいます。
 だから、できるだけ長いビット列を使うことがとっても大切です

<:数の符号と符号の名前(ニックネーム)との関係
(HINA、ゆーみ)
<:符号のニックネームには秘密が隠されていた
(如月)
<:段階的2等分法による符号と16進形式の "名前" がまさかあんな形で繋がっていたとはほんとうに驚きでした
(犬好きペンギン)
<:数を符号化する時に小さい方から何番目の範囲になるか数えると、符号のニックネームと同じになる
(ゆり)

Q:[0, 1)の範囲でもものさしは作れるんですか?
(Audrey)
A:はい。きょう課長さんも作った(と思うけど)とおりです。
 きょう作ったのは4段階しかなかったので、目盛りと目盛りとの間がまだかなり開いていたけど、実際にコンピュータでいろんな計算をする場合は16桁とか32桁ぐらいのビット列を使います。つまり、もっとずっと細かい(=正確な)ものさしができるわけです。

Q:ものさしはあれ以上細かくしちゃ×なんですか?
(なみ)
A:いいえ。いくらでも細かくしてかまいません。
 それにもっと細かくすればもっと正確に数が再現できるようになります。
 実際にも、コンピュータでこのような数の計算をする場合は、16桁とか32桁のビット列で表現した数を使って計算しています。ということは、ものさしを16回とか32回細かくしているわけです。

<:数のビット列での表し方が分りました
(江幡まりこ)
<:数の符号化とビット列の16進形式の名前とは関係がある!!!
(イチゴオレ、F.K.、ロミオ)

>:ものさしの目盛りのつけ方には法則があった(笑)
(夢魅月)

●符号による計算

<:数を足せばビット列の和も分かる
(ロミオ)
<:ビット列の和が分れば符号が表している数の和がいくつになるか分る
(たろう)
<:数をビット列の符号にしておけば、符号のまま計算ができるという利点がある
(ゆり)
C:ロミオくんとたろうくんはちょうど反対? たろうくんの方が正解です。
 数の和を求める機械を作るのはたいへんです(きょうはものさしを作るために計算をしてもらったけど小数点下5桁ぐらいで)もう面倒だったでしょ。でも、ビット列の和なら簡単な規則で計算できます。そこで、コンピュータなどの装置は、ビット列を代わりに使って数の計算をします。

<:ビット列の和はすごいということ
(エム)
<:0.2+0.6→0.8 ××○○+○××○も→○○××→約0.8!!!
(ともみ)
<:ビット列の足し算と数の足し算が対応する!!!
(課長、ゆーみ)
<:符号化してビット列を計算して復号すると、ちゃんと答えが出ているということ
(HiNA)
<:数は符号で計算すればもとの数が分からなくても答えが出る
(ミニー)

<:ビット列はすごい!!!
(まつもと。)
<:ビット列は難しい...
(サマンタ)
C:たいへんだったね。次からは新しい単元になってまたちょっと感じが変わるからねっ。
<:ビット列の符号はいろいろなところでつながっている
(ユウゾウ)
<:ものさしも表もみんなつながっているんだと思った。
 考えたのすごいなぁ...
(雨雪神)
C:うん。
 関係がないように見えることでも、意外な関係を隠していることがよくあります。日常の生活の中で起こるいろんなことの中にもね。それをもし一つ見つけることができれば、小説や映画やまんがのストーリが一つ作れちゃうんだけどね。

Q:4桁のビット列で和が計算できるのを見ましたが、もっと長いビット列でもやっぱりこうなるんですか?
(まつもと。)
A:はい。
 ビット列の長さは関係ありません(和なんかでは長さが揃っていることは重要だけど)。
 ほかに、足すと××××になってしまうようにビット列のペアを作る方法とか、みんなが驚く犯人当ての手品、なんて話しもしたかったんですが、時間が足りませんでした。興味があったらぜひ資料で自習してみてください。

Q:実験では0.6と0.2と二つの数を足してみましたが、一度に三つ以上足しても正しく計算できるんですよね?
(野口丸子)
A:はい。同時に何個の数を足しても、符号と数は一致します(たぶん左端から繰上りがこぼれるようになると思うけどそれは考えないことにして)。

<:ビット列の和が何の用途に使われているのかこれで分かりました
(宮野菜那)
<:ビット列の足し算はちゃんと使い道がある
(日下悠梨)

<:0.2を表すビット列は××○○で、3と同じ
(Adam)
C:ことしは飛ばすつもりですが、整数だけしか通信/記録する必要がないと決まっている場合に、[0, 1)と同じように、決めておいた範囲の数に符号を当てる方法があります。その方法では、3は××○○で表されます。
 このように、同じビット列でも、符号系が違えば別の意味になります。ちょうど、"L"と書いてあるのを日本語なら"かぎ開く"と読み、(多くの)欧米語なら"エル"と読むのと同じです。
 Adamくんはもしかすると前回のビット列の表を見てこれを書いていませんか? もしそうだとすると、Adamくんはきっと勘違いしていると思います。
 その表に0、1、...、Fと書いてあるのは、ビット列が表す数ではなくて、ビット列を言い(/書き)表すための名前です(たまたま一致する場合もありますが)。名前はいつでもその表のとおりですが、ビット列の意味は送る側と受ける側との約束(=符号系、コーデック)によって平気で変化します。こんがらがらないようにしてください。

◇そのほか

<:最近は教室の冷房が効きすぎて寒いです
(江幡まりこ、銀河遊牧民、野口丸子、真咲)
<:きょうも教室がSA・MU・I (・∀・)!!!
(sin19)
C:ほんとにこれって何とかしないといけないですね。も一回頼んでみます。

  1. 2006/06/19(月) 22:51:02|
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[数] #00

 06-06-19

 きょうから新しい単元:[数]に入りました。
 予定より遅れてしまったので、テストは次(か、もしかするともう一つ次。確率は1/2ぐらい?)に延ばします。
 範囲は前回ここに書いたとおり。
 でも、(どうせいつかは必要なんだし)復習はちゃんとしておいてね。

◆きょうの章立て

[符号]
5 符号化/復号
5.3 情報の種類がそれほど多くない場合の符号化/復号
5.3.3 文字符号系(続き)
     JIS2単位系、シフトJIS、EUC、ユニコード
5.4 情報の種類がとても多い場合の符号化/復号
     情報の分解/統合、符号の統合/分解

[数]
0 数、記数、数字

◆きょう学習したこと

○学習の進め方

C:
 科目のウェブサイトで図が見られないのがありました。易のページと符号のページなんですが...
(なぉ)
A:
 そのページは壊れていました。
 直しておきましたから、見に行ってみてください。新しい図も増やしました。
 気をつけていますが、もし見られない図とかつながらないほかのページがあったら、ぜひ知らせてください。

Q:
 いつも要点をついついレスシートの方に書いてしまいます。返却はありませんか? ノートをまとめるのに使いたい...
(sin19)
A:
 レスシートは、いざという時にいろいろ調べるためのものなので、在学中は保存しておくことにしています。だから、返してあげることはできません。
 コピーなら取らせてあげるから、次のスクーリングのあとにでも研究室について来てください。
 でも、ノートもちゃんと書こうね。

Q:
 期末テストはいつですか?
(HINA、you)
A:
 ことし(06年)は07-18〜08-01の2週間です。科目によってはほかの日程になっていることもあります。
 この科目では、期末テストの期間でもふつうのスクーリングを続けます。ただし、最後のスクーリングの日には(ふつうの)テストを(たぶん)します。

○前回までのおさらい

・それにしてもビット列の足し算はどんな場面で使われるんですか?
(日下悠梨)
C:
 きょう話すつもりだったけど時間切れ!!! 次は必ずやるからね〜!!!

・市町村全てにちゃんと符号が割り当てられていること
・水戸市は201、常磐大学は2328番!!!
(グリーンデイ、宮野菜那)
・郵便番号では水戸は3(み)10(と)
(sin19)
C:
 郵便番号もJISで決まっているのとは違うけど符号の一つです。
 市外局番もそうです。筑波研究学園都市ができたばっかりのころは、筑波(というか土浦の周り)の市外局番は0298(0-つくば)でした。

Q:
 JISのいろんな符号系の載っていた本って高いんですか?
(F.K.)
A:
 10年前で8000円ちょい安だったから、今では1万円前後になっているでしょう。
 ちょっと個人では買えないよね。俺はたまたまBookOffで100円で売っていた(古いと使えないってこともあるしこんなもんでしょう)のを見つけましたが...
 コンピュータの関係のJISには、ほかにプログラミング言語の規格とかいろいろあってきりがありません。そいつらもだいたい同じぐらいの値段です。

○文字符号系

・何種類ものビット列が文章のファイルの中には記録されている
(ユウゾウ、まつもと。)
C:
 個数もすごいけど種類もたしかにすごいだろうね。使われている文字の種類と同じだけあるわけだからね。
 まつもと。さん、ウェブが1ページあったとして、それをサーバから手元のコンピュータに届けてもらったら、全部で何個ぐらいのビットが流れて来ることになるでしょうか? 計算してみてください。

・文字を伝えるには、表で符号化してから送り出し、相手に届いたら同じ表で復号する
(you)

・JIS2単位系は漢字もカバーできる符号系。16桁のビット列を使う。
(グリーンデイ)
・シフトJISは漢字もカバーする符号系
(sin19)
・JIS2単位系→
 ├シフトJIS→(×)
 ├EUC日本→(×)
 └ユニコード→
どれもベースはJIS2
(sin19)
C:
 シフトJISやEUCはまだ使われてはいますが、だんだん使われなくなっていくでしょう。
 漢字が使える代わりにハングルやアラビア文字などが使えなくなるのは不便だというのが理由の一つ。それから、日本/中国/台湾で、同じ漢字(書き方は違っていても)に違う符号がついているのは困る(これについては反対の意見もあります。調べてみてね)というのももう一つの大きな理由です。
・EUC
(石鞠悠也、つっちー)
・EUCはシフトJISと同じで漢字をカバーするための符号系
(スパ☆ミヤ)
・各国には、それぞれの地域で使われている文字を追加したEUCがある。
(なぉ)
C:
 だから、EUCを使っているのは同じなんだからって言って、日本で文章をフロッピなんかに保存して韓国に持って行っても読めません。名前はEUCでも別のものだからです。
 もちろんJIS-2とかシフトJISだったらそういう名前の符号系さえ外国にはないんだからEUC以上に×ですが。
・符号系を統一するためにユニコードが考え出された
(石鞠悠也)
・(ユニコードでは)漢字1字が32ビット
(sin19)
C:
 それはかなり特別な文字の場合だけです。
 ふつうに使うような漢字はほかの符号系と同じで16桁です。
・たった1字を送って受け取るだけでもあんなにビットを使わないといけないなんて!!!
C:
 欧米なら8(/7)個、日本の字なら16個だからね。
 スクーリングでも話しましたが、符号に使われるビット列の長さは、通信/記録される可能性がある情報の種類の多少によって決まります。2種類しかなければ1桁でいいんだけど、漢字みたいに種類が多いと、その分だけより長いビット列が必要になります。

Q:
 コンピュータのニュースサイトでUTF-8というのを見かけますが、これはユニコードと関係あるんでしょうか?
(石鞠悠也)
A:
 はい。
 石鞠くんのとってもいい質問でした。
 ユニコードで使う符号の作り方(これからも増えていくので)を定めている規則の一つです。
 ということは、UTF-8以外にもユニコードの符号の作り方があってもいいことになりますが、UTF-8に合せて作った符号が圧倒的な主流になるでしょう。
 実際には、ユニコードのつもりでUTF-8って言う人も多いみたいです。
 石鞠くんのとってもいい質問でした。

Q:
 Morse信号の符号はビットでできているんですか?
(F.K.、スパ☆ミヤ)
A:
 それがそうではありませんでした。
 これはなかなか人気でしたね。次のスクーリングでちょっと話しておきましょう。

○文章の通信/記録

・情報を送り出す側と受け取る側とで行なわなければならないこと
(岡島)
・ビットが通信でどう使われているか分かりました
(江幡まりこ)
・文章を送ったらいろんな手順を経て相手に届くということ
(HINA、真咲)
・文章を送る時は、まず文字に分けて(分析)、ビット列にして(狭い意味の符号化)、それを長い列にして(連結)から送る
(如月、ミニー、ゆーみ、ゆり)
・受け取った方は、それを分割、復号、総合して初めて文章が読めるようになる
(如月、ゆーみ)
・たった3文字をビット列の列に変えるだけでもたいへんなのに、コンピュータは一瞬で長い文章を処理してしまうんだからすごいと思いました。
・必要になるビットは1文字:16個
(sin19)
C:
 ABCしか使わない地域の人たちは8個で(何なら7個でも)いいんだけどね。
・たった3文字書くのに48個も×/○を使うなんて!!!
(桜井はるか、宮野菜那)
・フロッピに保存されるのは、文字そのものではなくてビット列の符号

Q:
 文章の符号化のやり方がよく分りませんでした。
A:
 では、次のスクーリングの最初の時に別の例でもう一回やってみよう。

Q:
 文章を文字に分解して文字の列にしてしまうのは"分析"でいいんですね?
(芝浜)
A:
 はい。
 "分析"(analysis)って言うと、何だか試験管にフェノールフタレーンとか入れて色を調べるとかそんな感じに聞こえると思いますが、もともと何でできているか調べるって意味なんです。たしかにちょっといごこちはよくないけどね。"分解"とか、ほかの言い方でもいいです(別にほかの教科書に出てくるようなことばじゃないから)
 この反対が "総合"(統合、集積、integration) です。組み立てたら何になるか調べることですね。LSIは large-scale integrated circuit (大規模な集積された回路)の略です。
 ついでに言うと、数学では analysis ってったら解析学のこと、integration ってったら積分することです。

Q:
 それぞれの文字を符号化したあとで全部一列に連結するなんて驚きました。そんなことしていいんですか?
C:
 実際には8桁ずつ区切って読み書きできる特別な仕組みが使われているので、その中で切れ目が分からなくなることはめったにありません。
 でも、JIS-2みたいに16桁で区切るのは標準的ではないので、前の符号の後半とあとの符号の前半とが間違ってくっついて、以下ずっと変な文字になってしまうことはたまにあります。

・文字化けの原因の一つが仕切りの間違いにあることが分かって安心しました。文字化けメールが届くたびに、ウイルスがついた相手からのメールだと思って不安だったので。
(犬好きペンギン)
C:
 すぐ安心するのはよくありません。
 あんまり長いようだったら、それは文章が文字化けしたんじゃなくて、写真なんかの添付ファイルです。たまにウイルス(とかそれに近いもの)ってこともありますから警戒はしてください。
 短いのはたぶん文字化けです。
 短くて、しかも文章になっていないけれど所々に単語みたいなの(日本語とは限らない)が見える場合は、ウェブブラウザで見せたいメールが間違って表示されています。
 ともかく、知らない人からメールが届いて、しかも長かったりちょっと見には読めなかったりしたら、無理に読み続けたりあとでまた開いたりはしない方がいいでしょう。

・デジタル放送ではビット列を使う
(ゆり)

・音楽には6万、写真には240兆の種類がある。しかし、割り当てた符号で通信できるのはせいぜい6万種類
C:
 実は、6万/240兆じゃなくて2の6万/240兆乗なんです。
 次のスクーリングの最初でみんなにも訂正しておきます。

○数:記数:数字

・あ、あれ? いつの間にか数に...
(sin19)
C:
 まだ話したいことはいろいろあるんですが、[数] をやってしまうとそういう話しがもう少し分かりやすくなるので、ここは馬を急がせることにします。
 だぁっしゅ!!!

・数と数字との違い
(Adam、雨雪神、石田亮平、桜井はるか、芝浜、たろう、つっちー、ともみ、奈緒、なみ、HINA、宮野菜那、屋代一也、山口貴弘、夢魅月、ゆり)
・数と言えば意味、数字と言えば書き表し方
(イチゴオレ、ピンキー)
C:
 イチゴオレさん、後半は違うぜ。
・数は意味、記数はそれを書き表したもの
(スパ☆ミヤ、なぉ)
C:
 なぉさんのが正解です。
・記数に使われる独特な文字を数字という
(Adam、さちよ、スパ☆ミヤ、ゆーみ)
・1と壱は、数としてなら同じだけど、文字列(記数)としては同じではない。
(日下悠梨)
C:
 記数によってできる "3776" などの文字列のことも記数といいます。
・何となくは分かっていましたがこれではっきりしました。
(大友祥子)

・エジプトの記数法で3776が書ける
(飯田和也)

・"0"、"1"、"2"、...、"9" をアラビア数字ともよぶこと
(ジョニー)
・でも、アラブではこの数字は使っていない
(雨雪神、如月、日下悠梨、ジョニー、HINA)
・ややこしい!!!
(柚鳥)
・今も使っている数字はインドで生み出されたこと
(HiNA)
・だから"アラビア数字"ではなくて"インド数字"とよばれるべきだったこと
(エム、F.K.、たろう、ロミオ)
・"zero" はアラビア語が変化してできた
(なぉ)

・アラビア文字の数字は形が違うみたいに見えるけれど、何かしら似た所があったりするんですね。
(柚鳥)
C:親が同じ兄弟みたいなものだからね。

Q:
 世界にはどのくらいの種類の数字があるのですか?
(山口貴弘)
A:
 固有の文字があればそこには数字も含まれています。
 だから、(公式には使わないことになっているものも含めれば)文字システムと同じだけ数字の種類もあるということになります。
 インド数字(=アラビア数字)は、ヨーロッパの各国でだいたい同じ書き方をしていますが、微妙に違います。そこまで区別して数えるとかなり増えそうです。

・かぼちゃはカンボジア(^・∀・^)!!!
(sin19)
C:
 カンボジアが原産でもなかったのに(ほんとはどこかな?)、カンボジアから船に乗って来たのでそう呼ばれるようになってしまったんです。
 ヨーロッパの人がインド数字(正しくはインドの記数法)を "アラビア数字" と呼んだのも、同じ理由からでしょう。

○ついで

・トラックバックのこと
(HiNA)
・プログには、ほかのページに飛ぶボタンを向こうの人が自由に埋め込んでいくのを許す機能がある。これをトラックバックという。
(北島正寛、きゃさりん、なぉ)
C:
 ふつうのウェブでは、こっちから向こうへのボタンはもちろん作れますが、向こうからこっちへのボタンを勝手に入れてしまうことは許されていません(ま**さん、社**さん、ここいいですか?)。
 プログでもトラックバックを禁止することはできますが、それだったらブログなんか作ってもしょうがないですよね。
Q:トラックバックを使うと、他人のページに自分のページを載せることができるようになるんですか?
(さちよ)
C:
 ちょっと違います。
 ページそのものではなくて、自分のページを呼び出すボタンを載せることができるんです。
 ページそのものは一般のウェブと同じように自分のコンピュータに置きます。

・トラックバックって便利ですが悪質なのもありますよね... 今ではすごく連鎖しているみたいですが。悪質サイトが次々と教え合っているんですかねぇ。腹立たしい!!!
(sin19)
C:
 トラックバックを受け入れているブログのリストというものがあって、広告や詐欺のためのトラックバックに使われているという話しはよく聞きますね。
 作るのは簡単だし、使えば便利なのできっと実在するでしょう。

Q:
 2011年に地上デジタル放送に変わると言っていましたが、どうして変えるんですか?
 本当に変える必要はあるんですか?
A:
 政府、制作会社、放送会社、電器メーカ、消費者のそれぞれの立場で見ると、賛成から反対までいろんな意見が錯綜していることが分かります。
 最も進めたがっているのは政府です。
 今までのTV放送では、いろんな振動数(=周波数)の電波を使っていました。でも、これから電波が足りなくなるかもしれません。一つの局が電波を使って放送/通信をするためには、一つの振動数の電波を借り切ってしまわなければならなかったからです。
 デジタル放送なら、一つの振動数の電波を何局かで分け合って使う手法(=セグメント法)が使えます。そこで、これまでVHF(VHSじゃないよ)という電波を使ってきたTV局(おもにNHKと首都圏/京阪神の民放)にはUHFという電波に移ってもらって、もともとUHFを使っていた局(地域の民放)と、デジタル放送の技術を使って電波を分け合ってもらうことにしています。
 ところで、TV局がいなくなって空いてしまうVHFには何が来ることになっているでしょうか? ちょっと調べてみてください。
 番組を作ってきた制作会社の一部は、これで仕事が楽になるので歓迎しています。番組はデジタル技術で作られるようになっているので、その結果をそのまま放送してもらえるようになるからです。でも、そうしていない会社は逆にこれで仕事をなくすかもしれません。
 放送会社はこの流れをうまく活かしていこうと考えています。
 デジタル放送なら、エアチェックやダビングをさせないようにすることが可能です。11年からの(アナログと並行してもう放送は始まっていますが)放送では、エアチェックは認められていますが、本数が増える形でのダビングはできない(=ダビングしたら代わりにオリジナルは消してしまう)ことになっています。これによって、人気があった番組をあとでDVDタイトルとして売ったり、再放送したりしてまた収入を得ることが可能になります。合衆国では、前日に放送した番組をネットで売るというサービスを始めている放送会社もあります。
 ただし、放送会社は放送を送り出すための設備を取り替えておかなければなりません。地域の民放にとっては、売れるような番組があるわけでもないのにかなり苦しい負担を強いられることになります。
 電器メーカはかなり喜んでいます。今の品質で見るだけでも、チューナは買い替えてもらえるし、もっといい画質で見ることもできるので、モニタから買い替えてくれる人も多いからです。
 ただし、エアチェックを自由に編集できると言って新しい機種を売ろうと思っていたコンピュータのメーカは少し困っています。新しいTVにはそういった機能はなるべくつけないでほしいと言われているし、放送会社に許可してもらうためには、これまでのふつうのレコーダ以下の機能しかつけられなくなるからです。
 視聴者にとってはどうでしょうか? 画質がよくなるとはいいますが、ほとんどの人は、今の放送がそんなにひどいとは思っていないはずです。ダビングした時に画質が落ちるからできるだけいい画質でエアチェックしたいという人はいると思いますが。
 ジョニーさんも自分で調べてみてください。おもしろいことがもっと出てくると思います。

Q:
 0が偶数っていうのは世界のどこでもそうなんですか?
(野口丸子)
A:
 たぶん世界のどこでもそうです。
 偶数は2で割り切れる数、奇数は2で割ると1余る数と定義されています。

0 = 0×2+0

だから、0は偶数の方に入るわけですね。
 ケーキが何にもなかったら、兄弟が二人の場合にけんかは起こらないということからも、この決め方は日常の感覚にぴったり合うのが分かるでしょ?
 それから、こう決めておくと、整数を一列に並べた場合に偶数と奇数が替り番こに出てくるようになって気持ちいいよ。
 こういうのって決まりだから、ちゃんとみんなにこう決めたって言うんだったらどう決めてもいいんだけどね。

○トリビア

・世界一短い手紙の話しが面白かった
(芝浜、はむ公)
C:誰か[トリビアの泉]みたいな紙芝居を描いてくれないかなぁ
・1字だけの手紙があったこと。よくそれで意味が通じたなぁと思いました。
(HiNA)
C:
 ユゴーも凄いけど、出版者のおっちゃんの方がもっといけてると思わない?
・ユゴーって人は知ってたけど、1文字の手紙の話しは知りませんでした。
(坂本妙子)
C:
 なお、合衆国にはこの逸話をマーク-トゥエーンの話しだと思っている人がいるみたいです。どういう根拠(ユゴーが自伝か何かに書いているとか)でこういうことが言われるようになったのか、ちょっと調べておきたいですね。こういう問題については、秋の[人間科学研究法]でまた話しましょう。

Q:
 どうしてスピーカからラジオみたいな音が聞こえるんですか?
(江幡まりこ)
A:
 誰か教室のAVでWCを聞きたかった人がいたみたいですね。
 途中で気がついていろいろいじってみたけど、かえって壊しそうだったからあきらめました。
 もとに戻せないなら触るなよ〜!!!

Q:
 フリーメーソンって何ですか?
(北島正寛)
A:
 世界に広がっている秘密結社の一つです。
 とても歴史の古い団体で、各国の首長や会社の社長や芸術家が何人も登場しています。
 秘密って聞いて、ショッカーみたいなのを想像しないでください。現代のはどっちかっていうと名士会です。会館(Lodgeとよばれています)の住所なんかも公開されています。
  1. 2006/06/12(月) 01:05:43|
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